

木原音瀬『
COLD HEART in TOKYO
』
楠田は兄とともに起ち上げたアクセサリーブランドのモデルにかつては天才と言われたものの今は落ちぶれた俳優・秋沢海斗を選ぶ。しかしくせの強い彼は撮影日に大暴れ。カメラマンと殴り合いをしてしまう! それでも彼と辛抱強く付き合ううちに秋沢から懐かれた楠田は、好きだと誤解させてなんとか彼を操ろうとする。だが恋人と思い込んだ秋沢の人一倍深い執着心に次第に絡め取られていき…。
COLDシリーズスピンオフ、楠田編。
久々の木原さんの新刊で、とても楽しみにしていました。
最初のほうは雑誌で読んだことはあったのだけど、
攻めのあまりの人間のなってなさにグイグイひきこまれ…。
おもしろかったです。
思い込みが激しくて、執着も半端ない、
才能のあるダメ男、最高。
二人がそういう仲になるまで、けっこう時間がかかるんだけど、
そうなってからは、身体から楠田は馴らされていきます。
でも心がついていかない…と楠田は思ってるのだけど、
最後のデートシーンでは心もだいぶ持って行かれてるんじゃないの?
って思うけど。
続きは、8月19日発売予定の
『
COLD HEART in NEWYORK 
』。
すごく楽しみ。
1冊まるまるで、ドロドロしてからハッピーエンドになるのかな。
ハッピーエンド以外はもうないと思うから。
そのドロドロがどうなるのか…こわいです。
きっと半端ないドロドロさになりそうな。
攻めの秋沢は最初、撮影した写真を使うなっていうために
刃物を持ち出して楠田を脅したような危うさがあるので。
こわいなー。
こわいなー。
こわくて楽しみ!
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