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沙野 風結子 『ガラスの匣 (ローズキーノベルズ)』
糸瀬紺が俳優として生き残る為に出された条件は、屋敷にいる男達の一人を誑し込むこと―華族の末裔で画家の那智、F1レーサーのグレン、パティシエの京、医師の長田…そして自身の新たなマネージャーである真岡との奇妙な共同生活の中で、潔癖に生きてきた紺は男達との倒錯的な痴戯によって、己の動揺とは裏腹に背徳的な行為を受け入れ溺れていく…。だが躰がどんなに淫佚に塗れようと心はただ一人に、ひたむきな想いを抱くようになって―。
あらすじを読むと、なんかもうだれとでもやりまくり
みたいな印象で微妙に引いていたのですが、
お話はそんなことはなく、
けっこうまとも(といったら失礼?)でした。
最初から、結末は見えていた気が(あ、また失礼…)。
うむ。
もっとこう切なくエロっちいのを期待していたので、
ちょっと今回は残念でした。
むしろ、F1レーサーのグレンと医師の長田のスピンオフが読みたい!
そう思った人、多いと思います。
グレンのほうは、お堅い長田を嫌っているんだけど、
長田はグレンが大好きなの!
でも大好きだなんて、出せない性格なのです。
「お前のこと嫌いだけど、抱いてやるよ」とか言われて、
グっと唇をかむんだけど、
でもその誘惑に逆らえない長田とか、そういう
話が読みたいな!!
想像してたら、ニヤニヤしてきちゃった。
ところで、久々に沙野さんのサイトをたずねたら、
閉鎖されたみたいで、なかった…。
悲しい。
どうしたんでしょう。
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