男同士の愛に目覚めて20余年。夫と娘にバレてます。1年前からM/M洋書にはまってます。コメントTB、大歓迎☆
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大好き☆作家さんのページ
木原音瀬の3大強烈受けは、「デブ『Don't Worry Mama』」「呪いちゃん『CURSE』」「お犬さま『FRAGILE』」だそうです。
前の2つは制覇し、さらに楽しめたので、「お犬さま」をぜひ読みたいと思っていました。

で、2ヶ月ほど前に、ヤフオクで落札。
「手に入れたぜ、ふはははははー」と読み出したのですが、あっさりぶちのめされました。

これは、すごかった。
『FRAGILE』って、「こわれやすい」とか「傷つきやすい」という意味です。ですから、「繊細な心とカラダの持ち主が出てくるのかしら…」なんて淡い期待を持って読み始めました。

ぜ、全然ちがいましたよ…。このタイトルの意味は、何?

『FRAGILE』木原音瀬(小説b-Boy2000年8月号 掲載)
係長である大河内は、ある日、部下の青池に鋏で切りかかられる。大河内は青池を散々いじめてきていた。というのも、ライバルだった同期に可愛がられていた人材だったからだ。有能なのに仕事を与えず、出してきた企画書は内容がいいものであるにも関わらずダメ出しし、別の部下に青池の企画をネタとして与えたり。ある日、みんなの前で小言をいうついでに、青池が同性愛者であることもわざとばらした。その30分後、青池が切りかかってきたのだ。そのときは他の人間が青池を取り押さえ、大河内にケガはなかった。1週間後、青池は会社を辞め、大河内はほっとした。その晩、大河内が自宅へ戻ると、そこで青池が待っていた。そこから大河内の地獄の日々が始まった…。

青池が家の前で待っているのを読んで、これから何が起こるんだろう、と思いますよね。
私は、きっとレイプされ続けているうちに好きになっちゃうとか、そんな感じだろうか、って思いました。

ところがそんなに甘くなかった。

青池は、もともとは大河内のライバルチームにいた人材で、なぜ大河内のチームに来たかというと、大河内に好意を抱いていたからでした。でも散々いじめられ、胃には穴が開き、大河内を襲ったことで好きだった仕事までやめなくてはならなくなり、大河内を殺したいほど憎んでいます。

そんな彼がしたこと。
まず、脅して家に入る。土足で。そして、大河内をソファーに座らせて今までのつらかった思いをぶちまけ、そして、彼に向かって放尿。
字、間違えてませんよ、放尿ですよ。
し、信じられない…。何かのプレイではなく、単なる嫌がらせで…。汚いよう…。

その後、青池は、銃まで持ち出して、「あなたを飼ってもいいか」と大河内を脅します。青池は大河内の家に住み着き、大河内は、仕事から帰ってくると裸になって首輪だけつけられ、四つんばいでしか歩くことを許されない生活に入るのです。
で、何を食べさせられるのかといえば、来る日も来る日もドッグフード。さらに、精液までかけて…。
し、信じられない…。気持ち悪いよう…。

もう、ついていけません…。

大河内もついていけなかったようで、途中では体を壊し、入院してしまいます。退院後、青池は、大河内を床ではなくベッドで寝かせたり、ドッグフードではなく人間の食事を与えるようになります。「開放される日が近いのかもしれない」と希望を持つ大河内。しかし、彼に青池は言うのです。「愛してますよ」と。

大河内は恐ろしくなります。何を欲しがって彼は自分を愛しているというのか。セックスなんてしたくないし、想像するだけでも気持ち悪い。吐き気がする。それで逃げようとしているうちに、ベッドの下に、自分を脅すのに使われた拳銃を発見します。
大河内は、青池に向かって引き金を引きます。しかし、銃は、モデルガンでした。青池は大河内の太ももやふくらはぎに噛み付いて、耳元でささやくのです。「家畜のように飼い殺してやる」と。

ええ…? このお話は、何が言いたかったのかな…?
憎しみはあふれているのですが、愛がない…。
大河内は青池を、性的な意味では吐き気がするほど嫌っているし、青池は青池で、自分でもなぜ大河内のことなどを愛してしまったかわからず、自分が自分でおかしいと言います。クスクス笑いながらいうからおそろしいんですけど。
受けも「3大受け」に入るくらいひどいやつですが、攻めもかなりひどいというか、恐ろしい人でした。どっちも魅力がない!
それに、木原作品にはよく、「2人が幸せならいいか…」というものがありますが、これは2人とも幸せじゃないし。
読み返したい、とは思わない作品でした。

しかし、この感想を書くために再読…。やっぱり、ダメ…。

おまけ。
購入1週間後に、同様の切り抜きが私の落札額の1/4程度で落札されていて、ダブルショック。
もうこんなの、ポイしてやる~!
いや、いかん、もったいないから、出品しましょう。
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コメント
こんばんわ、ふううさん。

おおv 未読の木原本、どんなお話なのかしら~と。

…凄すぎ。木原さんのお話は執着強すぎて愛も吹っ飛ぶなんてのも多いけど…これは最初からふっとぶ愛もなさそうな…。
こうなると怖いもの見たさで読みたいような、絶対読んで後悔するような、複雑な気分です。
でも読んだら読んだで地雷踏むこと間違い無しって感じですね。

強烈な感想、お疲れ様でした。
2005/05/09 00:04 アキ URL [ 編集 ]
こんばんわ、お久しぶりです。

感想を読むに、凄まじい本だったようですね…(^^;木原音瀬、恐るべし。
鬼畜攻めが垣間見せる優しさに徐々に絆されて感情移入していく受け…
ってストーリーならまだ救われるのに…。

その本は、オークションでお金に変えましょう。
読まない本は金にかえるに限ります(笑)
2005/05/09 01:47 finit URL [ 編集 ]
ふううさん、お帰りなさいませ!
わたしも一週間ぶりにネットの海に戻ってきましたところ、ふううさんの感想がアップされていて、しかもそれが木原さんだったので喜び勇みながら感想を読ませて頂きました。
…ええと。…感想だけですごく衝撃を受けました…木原作品ってそこらのホラーよりも余程恐いですよね…。
タイトルはきっと、このお話を読んで衝撃を受けた人たちのことを指しているのでは…。笑
しかし、どんなに凄い内容でも、それでも読んでみたいと思ってしまうのはどうしてでしょう…怖いもの見たさという表現だけでは説明できそうも無い気持ちです。…ヤフオク…悶々としそうです。笑
では、またお邪魔させていただきます~。
2005/05/09 19:03 茅子 URL [ 編集 ]
ふううさん、お帰りなさい。

うわさには聞いていたお犬さま、こんなすごい話だったんですね・・・。今まで読めなくて幸運だったのかも。トラウマになりそうなホモですね(つか、これBLじゃない気が)。

タイトルは、人間って壊れやすい生き物なのよとでも言いたかったのでしょうか。謎だ。

ふううさんの詳細な感想のおかげで読むことなく伝説の一品を堪能できました(笑)。ありがとうございました。
2005/05/10 00:54 蜜 URL [ 編集 ]
>アキさん、こんばんは。
そうなんです、これ吹っ飛ぶ愛がないんです。
あれば、もう放尿だろうが、○○がけのドッグフードだろうが許せたかもしれないんですけど…(たぶん…)。
現実にこんな人がいたら絶対、ぜーったい好きになんてなれないと思いますけど、まあ、お話ですからね。
機会があれば、ぜひ読んでみてください。そしてぜひ観想をお聞かせください…。

コメント、ありがとうございました!
2005/05/10 22:58 ふうう URL [ 編集 ]
>finitさん、こんばんは!
お久しぶりです…が、ブログへは毎日おじゃまさせていただいていました。
finitさんには、木原音瀬の悪いイメージを植えつけているような気がするのですが、そんなことないんですよ~。私はこの方の作品が基本的に大好きなんです。だからこそ、「これはダメダ~」というのも感想にあげているのです。
finitさんのストーリーなら、救われそう! それで書き直してもらいたいくらいですが、そういう読者の想像を軽く超えてしまうあたりにも恐れ入っています。
とはいえ、もちろん、これはもう売らせていただきます。
コメント、ありがとうございました。
2005/05/10 23:04 ふうう URL [ 編集 ]
>茅子さん、こんばんは!
「そこらのホラーよりも余程恐い」に同感です。上でも書きましたが、読者の想像を軽く超えてしまうのが、すごいですよね。なので、「次は何、次は何?」と中毒のように期待するのをやめられなくなってしまうのかもしれません。
fragile、私の心を指していた!? そうかもしれない…。少なくとも、あの登場人物のだれよりも、私のほうがfragile(笑)。

私は、どんなにすごい内容だと聞いたとしても、自分の目で確かめてみないと気が済まないタイプです。なので、とりあえず、読んでスッキリしました。茅子さんもぜひ…(笑)。
コメント、ありがとうございました。
2005/05/10 23:10 ふうう URL [ 編集 ]
>蜜さん、こんばんは!
BLじゃないって、そうかもしれません。ボーイズラブなんてそんな軽いノリじゃないし、そもそもラブじゃないし、ボーイズより年上ですしね…。となると、家畜プレイサイコスリラー…?

「人間って壊れやすい生き物」を見て思ったのですが、これと同じような、一般的に言って尋常じゃない光景がどこかの家で繰り広げられていたとしても、外からみたらふつうの家に見えるんでしょうね…。こわい、こわい…!
あ、もしかして、そういう日常が「壊れやすい」ものなのかも…!?

コメントありがとうございました。
2005/05/10 23:20 ふうう URL [ 編集 ]















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    1年ほど前からM/M洋書を読み始め、今はKindle本とAudibleを併用して楽しんでいます。英語の勉強におすすめです。



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    コミック:日高ショーコ、秀良子、緒川千世、依田沙江美、今市子、萩尾望都、紺野キタ
    小説:木原音瀬、凪良ゆう、佐田三季、高村薫


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    ☆凪良さんは、白なぎさんより黒なぎさんのほうが好き。でも必ず作家買い☆
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