男同士の愛に目覚めて20余年。夫と娘にバレてます。1年前からM/M洋書にはまってます。コメントTB、大歓迎☆
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大好き☆作家さんのページ
思うところがあり、最近M/Mについてまとめたので
公開します。


【1】米国M/Mの全体像

(1)ゲイ小説とM/Mはちがう
ゲイ小説は昔からありました。ゲイ小説は、悩み、人間関係、病気、愛などを描くもので、そこにロマンスがあったとしても、ロマンスそのものに焦点をあてたものではありません。M/Mというのは、ゲイ小説の中で、特にロマンスに焦点をあて、それを事細かく描いたものです。ちなみに、M/Mとは、Male/Maleの略で、それより前に流行ったファンフィクション(二次創作)で主人公となる恋愛関係になる男2人を、Kirk/Spockのようにスラッシュで区切って表したところから始まっています。

(2)ここ数年で急激に伸びてきているジャンル
日本で最初にM/Mを専門とした翻訳小説を出した文庫は、新書館モノクローム文庫です。その中で一番多く訳されているのはジョシュ・ラニヨン氏の本ですが、彼の初めての本が米国で出版されたのは2000年です。まだできて間もないジャンルと言えますが、だんだん人気が出始め、ネットで出版もできるようになったここ数年で爆発的人気が出て、書く人も読む人も増えたそうです。したがって玉石混交ともいえますが、どんどん新しい本が追加されていくので、粗削りでもこのジャンルの熱を感じます。


【2】米国M/Mと日本のBLのちがい

(1)表紙があからさま
最初に表紙を見たときはびっくりしました。半裸の男性の写真だったりするのです。日本のBLのイラストの表紙とは大違い。たまに静物の写真だったり風景の写真だったりするとほっとします。


(2)男性向けでもある
日本のBLは女性が描く女性向けのものです。米国のM/Mは女性が描く女性向けのものと、男性が描く(たぶん)男性向けのものが混在しています。もちろん、男性作家がすべて男性向けとは限りませんが、男性作家が描くものには、ただのポルノ的なものも多くあります。私はつい、女性作家のものに目がいってしまいます。名前から男性か女性がわからない場合には作者の紹介欄を見て、heなのかsheなのかを確認するほどです。


(3)カミングアウトが話の核を占めることも多い/結婚もする
日本では、家族/職場に彼氏を紹介するかどうかということが話の焦点になることはあまりないように思います。米国の場合、ゲイであることに誇りを持つこと、したがって誇りをもってカミングアウトすることがゲイとして生きるために大事なことのようで、「クローゼット」であることはM/Mでも悪いこととして扱われています。結婚までするカップルも多いので、最初はびっくりしました。米国では男同士の結婚ができる州があることは知ってはいたけれど、認識してなかったということかもしれません(2015年6月に、連邦最高裁において、同性婚を禁止することは違憲と判断された)。日本では渋谷区が2015年11月に初めて、同性カップルへのパートナーシップ証明書の発行を開始しましたが、結婚は認められていないので、その前提がなんとなくあったような気がします。
ホモだという理由で殺されてしまうこともある、ホモフォビアの強いキリスト教社会だからこそ、自分たちを守るためにかつてゲイリブが盛んになり、その考え方がM/Mにも反映されている、ということなのかもしれません。カミングアウトは主人公たちの苦悩の場面でもあるので、あまりに悩まれると、「そんなにオープンにしようとしなくてもいいのに…」なんて思うこともあるのですが、文化のちがいを最も感じる部分です。


(4)リバが基本
米国M/Mの基本はリバです。受け攻め固定なのは珍しいくらいです。体格差があったとしても、基本的にリバがあることが多いです。これもゲイリブの一環で、どちらもできるのが相手を思いやれる理想のゲイ、ということのようです。男性優位社会だからこそ、低く見られがちな女性役を固定化しないという意識が働いているのでは、という分析を見たことがあります。それもあるかもしれませんし、相手の要望に柔軟に応えられるべきであるというリアルのゲイの考え方がM/Mにも浸透しているのかもしれません。

(5)「イヤ」とは言わない
M/Mではレイプはほとんどありません。BLでは最初は無理やり、その後ラブラブ、なんていうのもありますが、M/Mではあまり見ません。レイプ厳禁なので、受ける人は「イヤ」なんて言いません。 “No” と言ったら、やめなければいけないのです。そんなわけで、M/Mでは受ける側は肯定的な言葉を発するので、とても積極的な印象を受けます。
これは、実際の米国事情を反映していると言えます。あちらでは大学生に、「家にあげてくれたからといってOKという意味ではない」「Noと言われたらやめる」ということを教えるそうです。逆にいえば、そういう教育をしなければいけないほどに、泣いている被害者がいるとも言えそうです。

(6)子どもは相手にしない
米国の成人は21歳です。10代が主人公のM/Mは、ほとんど見た覚えがありません。一度、オーストラリアのM/Mで、主人公の友人の相手が18歳だったことがあります。オーストラリアでは、18歳から、飲酒、喫煙、投票ができるそうなので、オーストラリアではOKなのかもしれません。


関連記事
2016/05/02 21:45 BL洋書・翻訳物 TB(0) CM(2)
コメント
とても参考になりました。

>表紙があからさま
本当にそうですよね。衝撃的です。

>米国の成人は21歳です
そうなのですね。投票が18歳からになったのは
海外(米国)に合わせてかと思っていたので
意外でした。

ジョシュ・ラニヨン氏の本の評判も良いようなので
読んでみたいとは思っているのですが、
こちらも手つかずのまま。

いつか読んでみたいです。
2016/06/05 03:46 まつ URL [ 編集 ]
Re: タイトルなし
まつさん、

> とても参考になりました。

うふふ、ありがとうございます^^

> >表紙があからさま
> 本当にそうですよね。衝撃的です。

Kindle端末でも表紙画像が出てしまうので、ほんとやめてほしいです。


> ジョシュ・ラニヨン氏の本の評判も良いようなので
> 読んでみたいとは思っているのですが、
> こちらも手つかずのまま。
>
> いつか読んでみたいです。

実は私、ラニヨン氏のお話はあんまり好きじゃないのです。
受けの性格が好きになれないのが多いのかもしれない。
なので、感想をたぶん1本もあげてないのです(訳されたのはあげているけど)。
大御所っぽいので、好きになれるとよかったんですけど。
こればっかりは好みの問題なので、仕方ないですね。

今は新しい出会いを模索しているところです。
コメント、ありがとうございました^^
2016/06/05 15:36 ふうう URL [ 編集 ]















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    1年ほど前からM/M洋書を読み始め、今はKindle本とAudibleを併用して楽しんでいます。英語の勉強におすすめです。



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    小説:木原音瀬、凪良ゆう、佐田三季、高村薫


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