

大学に入ったばかりのパーカーは、余裕で単位をとれると思った映画のクラスで
レポートにCマイナスという評価をもらい、その評価をつけたTA(ティーチングアシスタント)に
文句を言いにいく。TAはアダムという学生で、すごく当たり前にCマイナスである
理由を言い、パーカーは痛いところをつかれて怒る。そんな最悪な出会い方をした
日の夜、勉強の合間にコーヒーを買いに行ったパーカーは道でばったりアダムに会う。
そのとき、街に異変が起こる。
人々が急に、ゾンビに変わり始めたのだ。
実はその現象はテレビで、「おかしな感染症が広がっている」ということで
ニュースになっていたのだが、パーカーもアダムもニュースを見ないで
いたので、気づいていなかった。
ゾンビに追いかけられて、二人はアダムのバイクに乗って、逃げ出す。
どこにいってもゾンビがいるので、二人は無人の家や、モーテルなどで
過ごす。そのうちに、最初はうまが合わないと思っていた二人の間に信頼関係が生まれ、
一緒にシャワーを浴びてしまったある晩、二人は体の関係を持つ。
そんなある夜、一瞬気を抜いてしまったとき、
ゾンビに襲われ、パーカーを守るため、アダムが狼男に変化してゾンビを倒す。
最初はアダムがゾンビになってしまった、とびっくりするパーカーだったが、
やがては受け入れ、むしろそれをかっこいいと思うまでに。
それからも二人はゾンビから逃げながら、
パーカーの両親の別荘を目指す…。
というお話。
ゾンビに狼男に、なんかいろいろぶち込みました、という感じ。
けっこうおもしろくって、最後、どうなるのか心配で、一気に読んでしまった。
けど、終わって、「なにそれー」という感じが否めない。
まあ、そういう終わり方もありなんだろうけど…。
いろいろあとは想像にまかせます、ってことなんだろうけど…。
うむむ。
一生懸命読んだのに、「え、それ?」という感じ。
星にしたら、3つくらいかなあ…。
ゾンビ好きな人にはいいのかもしれない…。
この作者は、アーミッシュの二人の作者と同じ人なのだけど、
この方の書く男の子には、あまり個性がない気がする。
基本的に、二人の性格が似ている。
入れ替えても大丈夫なくらいに。
だから、もしかしたらそれなりにわくわくするけど、Cut & Run みたいに
中毒にさせられる感じがないのかもしれない。
(Cut & Runと比べてもしょうがないのだけど)
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