男同士の愛に目覚めて20余年。夫と娘にバレてます。1年前からM/M洋書にはまってます。コメントTB、大歓迎☆
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watercolors.jpg

watercolors』 (2008)

これは…、かわいそうでした。


高校の水泳部のカーターと、美術の才能はあるけどいじめられっ子的なダニーの話。
カーターの父親とダニーの母親は、アルコール中毒者のための禁酒プログラム的な
もので会い、カーターの父親が別の都市に仕事で出かける週末の間、
ダニーの家に滞在することになる。


そこで二人は急激に親しくなる。
このあたりでふざけている二人がとってもかわいくてよかったんだけど、
物語はどんどん悲惨なほうにころがっていく。 


片一方の死、という悲劇が待っているんだけど、
何より残念なのは、死んでしまったカーターが、最後のほうは
ずっとダニーを拒絶していたこと。
それによって、ダニーがものすごく傷つけられていたこと。


もちろん、カーターがものすごくつらかったろうことは想像できる。
もうあとがないと思ってしまったのはわかる。
でもそこで、すべての原因がダニーにある、とでもいわんばかりの
態度でダニーにあたるというのは、私の愛の定義からすると、
カーターにはダニーへの愛が足りなかった、ということになる。


例えば、『モンスター・パイ』でも一方が自殺しちゃうんだけど、
自殺しちゃうほうは相手のことはすごく好きで信頼してたけど、
家族関係がもうめちゃくちゃで食べるものもなくて、将来を悲観して
死んでしまう。かわいそうだけど、相手への愛は最後まであって、
相手が彼の最後の心のよりどころだったことは確かなので、
あれはすごく泣けたけど、いい映画だった。


この映画は、愛が足りない、の一言に尽きるかもしれない。
けど、これが、現実には近いのかもしれない。




2015/09/29 07:53 BL映画 TB(0) CM(0)


ピーター・レフコート『二遊間の恋―大リーグ・ドレフュス事件 (文春文庫)



ランディ・ドレフュスは長打力、打率ともに抜群、守備もまた華麗という球界を代表する名遊撃手だ。
ある日シャワー・ルームで、鉄壁のコンビを組む名二塁手D・Jの褐色の裸体を見たとたん、
体の芯から湧き起こる名状しがたい感情に戦いてしまった
―全米をゆるがす大スキャンダルと、一徹老新聞記者ゾラの活躍の始まりだった。




アマゾンでおすすめされて読みたくなってしまったこの本。
英語で読みたかったんだけど、日本のアマゾンにはペーパーバックもkindleもなくて、
Amazon.comで見たら、ペーパーバックが2000円ちょい。
届くまで時間もかかるだろうし、やっぱり日本語で読むことにした。


実は、これを読むのは3回目。1回は図書館で借りてて、買うのは2回目。
この前買ってどこにやっちゃったんだろうと思ったけど、
売ったのかもしれない。当時の私には、ゲイバッシングの場面がつらかった。


主人公は、メジャーリーグのMVP最有力候補の人気選手のランディ。
金髪で青い目のランディはショートを守り、二塁手の黒人選手、DJと恋に落ちる。


ランディには美人の妻も、双子の娘もあるのに、突然DJに目を奪われるようになり、
野球に全然集中できなくなって、最初は自分の気持ちを否定しているけど、結局、
DJをディナーに誘い、ゴルフに誘い、DJのほうは半ば
その情熱に押されるように、関係を持つようになる。


ランディのDJへの夢中っぷりがかわいい。
試合中もついつい、DJを見つめてしまい、触りたくなるからベンチでは離れて座り、
でももうなんだかずーっとボーっとしている。恋に落ちた少年という感じ。


DJのほうはもとからゲイであることを自覚していて、
それが発覚したらどうなるかわかっていたから常に行動は自制していたけど、
ランディに押されて押されて、結末は見えていてもこの恋に飛び来み、やはり夢中になる。


二人の関係が発覚したあと、球界を追放されたり、チームメイトがよそよそしくなったり
つらい場面が多いんだけど、二人のお互いを想う気持ちにはブレがない。
誰も目を合わせてくれない中で二人で微笑みあったり、
相手のチームのピッチャーにDJが頭へのデッドボールを当てられたりして
病院にいくときにランディが追いかけて行って抱き合う、とか。


バレてしまったら潔い。
DJが、二人の関係はお前次第だ、どうする?なんてランディに言ったら、
ランディは「今更わかれるなんてできない」と泣くし。
ランディはDJに恋してからは情緒不安定でしょっちゅう泣いて、
DJがいつもなだめている。ランディはすっごく大柄みたいなのに。
ランディが泣き虫のゴールデンレトリバーで、DJはジャガーという印象。
(実際DJはジャガーに乗っていて、ランディがDJにぴったりだと思っている)


あの、もちろん、奥さんはかわいそうなんですけどね。
でもバッシングされているランディをかばってあげたい、なんてお母さん的な
心境になっていて、そのおかげでこのお話がドロドロしなくてすんでいるので、
ランディはもうちょっと奥さんに感謝すべきだと思う。
行先も告げずに、DJと逃避行(精神科医に言わせるとハネムーン)に行くなんて!
あと、真面目に考えれば、ランディの二人の娘も、父親と別れることに
なってかわいそうなんですけどね。
この本の女性陣はあっさりランディの幸せを応援してくれるので、
あまり深く考えないのがいいかもしれない。


MMロマンスではないので、あからさまな濡れ場とかはなく、
ぼかされてる感じなんだけど、十分二人の愛情は伝わってくる。
とってもいいお話で、今度こそ、永久保存版にしようと思う。

2015/09/28 11:00 BL洋書・翻訳物 TB(0) CM(0)


Alessandra Hazard『Just a Bit Wrong (Straight Guys Book 4)』

ストレートガイシリーズの5作目。
このシリーズは、片一方は自分のことをストレート(ゲイじゃない)と
信じているんだけど、相手の魅力にやられてしまって
ストレートじゃなくなるお話なんである。
正直、もともとストレートじゃなかったんじゃないの、と言いたくなる
部分はあるのだけど。


私は正直、自分のことは、100%ストレートだと思っている。
精神的には、かなり大好きになってしまうことはある。
けど、女の人と、どうこうなりたいと想像したり、裸を見てクラっと
くることはない。
やっぱり、クラっとくるのは男。


だからこそ、BLだのMMだのの人には共感できるのかもしれない。
男の魅力にクラクラしている人たちが出てくるから。


さて、話を戻して。
前作の主人公ガブリエルの兄弟である(といっても養子同士)、トリスタンと、
彼についた理学療法士ザック、のお話。
ガブリエルのがとてもよかったので、今回はきっとそれほどではないにちがいない、
と思うと、いまいち気分が乗らなかったのだけど、読んでみたらなかなかおもしろくて
一気読みしてしまった。


日本のBLみたいな主人公だった。
素直になれない、意地っぱり。
大好きな相手に、嫌な事ばっかり言って、かわいげのないことばっかりしてしまう。
せっかく相手が「話がしたい」ってやって来たのに、きっと聞きたくないことを言いに
来たんだ、って早合点して言わせなかったり、そこのすれちがい方とかが
いかにもBL!という感じだった。


ただ正直、私はいじっぱりな登場人物はうざいと思ってしまうので
(大人になってよ、と思ってしまう)
今回のトリスタンにもちょっとウンザリしたんだけど
そこは、彼のかわいそうなバックグラウンドがあった上でのこと、というのが
ちゃんと描かれていて、おもわず涙しそうになってしまった。
ザックがいなかったら、トリスタンの人生は悲惨の一言。
友だちも家族もいなくてひとりぼっち。自分で招いていることだけど。
よくザックはあんなトリスタンを好きになったものだわ…、と思わないでもないけど、
ほかのやつには意地悪しても、ザックにちょっと素直になっている最後の
ほうのトリスタンはかわいかった。


次作は、ザックの弟の話。
ザックは確か5人だか6人だか兄弟で、そのうち一人はゲイなんだけど、
今回ストレートだったはずのザックがゲイになり、
次回の主人公もストレートであるはずの弟なので、
兄弟のうち少なくとも3人はゲイになっちゃう、ってわけだ。
ちょっと、ちょっと!(笑)あたり一帯ゲイですか!
でもとりあえず、私はついていく。次回も楽しみ。


あ、そういえば、私はジャレド(ガブリエルの相手)の良識を疑いだしてしまった。
Book2で、彼女に3Pを提案された従弟に「彼女の思うようにしてやれ」っていうし、
今回はゲイじゃないはずなのにトリスタンをやりたくてたまらない、と悩むザックに
「一度やればすっきりする(で悩まなくなる)」みたいな
アドバイスをしている。でも、3Pなんてありえないし、一度やってポイ捨てもありえないぞー!
(でもジャレドはガブリエルに対してそんなことは絶対にしないだろうことは予測できる。
そのアドバイスはどこから出てきたんだ…って感じ。)


2015/09/27 14:52 BL洋書・翻訳物 TB(0) CM(0)
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プロフィール

ふうう

  • Author:ふうう
  • アラフォー主腐。ときどきバイト。日本の右傾化と、やつらの出現(だんだん暖かくなってきたから…)を恐れる日々。
    1年ほど前からM/M洋書を読み始め、今はKindle本とAudibleを併用して楽しんでいます。英語の勉強におすすめです。



    好きな人々
    コミック:日高ショーコ、秀良子、緒川千世、依田沙江美、今市子、萩尾望都、紺野キタ
    小説:木原音瀬、凪良ゆう、佐田三季、高村薫


    ☆特に木原さん大好きです☆
    ☆凪良さんは、白なぎさんより黒なぎさんのほうが好き。でも必ず作家買い☆
    ☆痛い系、執着系のお話が好き☆


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