男同士の愛に目覚めて20余年。2年前からM/M洋書にはまってます。今はドラマskamに激はまり中。
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大好き☆作家さんのページ
5月だったか、本を6箱分処分して、本棚をひとつ捨てました。
残ったのは本当に好きな本だけ。
というわけでわかりやすくなった本棚から前に読んだ本とかを引っ張り出して読んだりしてます。

そのひとつが、『これがワタシたちの小説ベストセレクション70』。
これをパラパラ読んでいたら、読みたくなって2冊ほど読みました。
前回の感想はこちら『格調高い(?)ホモを読みたいときに』。

帰らざる夏 (講談社文芸文庫)』加賀乙彦

省治は、時代の要請や陸軍将校の従兄への憧れなどから
百人に一人の難関を突破し、陸軍幼年学校へ入学する。
日々繰り返される過酷な修練に耐え、皇国の不滅を信じ
鉄壁の軍国思想を培うが、敗戦。<聖戦>を信じた心は引き裂かれ、
玉音放送を否定、大混乱の只中で<義>に殉じ自決。
戦時下の特異な青春の苦悩を鮮烈に描いた力作長編。
谷崎潤一郎賞受賞。


って、物語の最後があらすじに書いてあるじゃん!とびっくり。
BL小説を応募するときにつける「あらすじ」については最後まで話を書くこと、って決まりがありますけどね。

これは、読むのがきつい本でした。
見開き2ページに改行が3回だけとか、とにかく一節が長いのです。
改行ばっかりの最近の小説に慣れた身としては読みにくいことこの上ない。
おまけに、主人公がものすごい軍国主義なのです。
そういうふうに育てられているんだから仕方ないけど、
「どうしてそう考えちゃえるのかな」とか思えてしまうと、共感どころではない。
というわけで、私の興味は、主人公省治と、彼の敬愛する先輩・源の関係ばっかり追いかけてました。

病み衰えたとはいえ太く逞しい、まるで大樹の枝のような腕、香り高い毛の族生する大地のような広い胸、そのなかに包まれた何かの未熟な果実が省治であった。彼は自分の未熟な体を恥じた。とくに無毛を恥じている部分に源の手が伸びたそのとき羞恥は大きくなった。が、羞恥の先に今まで知らぬ悦楽が現れてくるのを夢見心地で感じた。硬い果実は急速に柔らかく熟れていった。



こういうとこだけ、目を見開いて読んだ感じです。

この本が出版された当時、左翼からだけでなくて右翼からも非難されたと解説にありました。
さもありなん。
いえ、そう私が思ったのは男同士の関係ではなくて、天皇についてのところ。

天皇陛下がお始めになった戦争に負けて、
陛下が自害されぬはずがない、
と省治たち軍国少年は思うのです。

それって、痛烈な皮肉ですよね。
現に、自害しなかったわけですから。

飛ばし読みしたわりに、印象に残る本でした。
声優って大事…。
そう思わせてくれた動画

※クリックすると始まっちゃうのでご注意ください。
2008/07/28 10:07 雑記 TB(0) CM(0)
薔薇色の人生』、最高でした。
涙がぼろぼろでした。
雑誌で読んだときは、泣かなかったけど、『薔薇色の人生』のあとに発売されたフェニックスvol2『不細工特集』でロンちゃん視点を読んだ上での、今回の再読だったからかもしれません。
16日に届いてから、いったい何度読み返したことか…。

薔薇色の人生』木原音瀬
愚かな生き方のせいで、家も家族もなくしてしまった百田。生きていても仕方がないと自棄になりかけたとき、偶然通りかかった警官に制止される。生真面目な正論に腹を立て、その警官・浜渦に「抱かせろ」と無理難題をふっかけるが、彼はすべてをなげうち、百田を救ってくれた。
彼のために生きることを誓う百田だったが…。ひたむきな恋がすべてを変えていく。

これは、前科三犯でホモの百田(攻め)が、まじめな刑事であるロンちゃん(受け)の汚点である自分を卑下しながらも、離れられない、離してやれないと空回りしたり泣いたりするお話です。

百田の強い思いと同じくらい、ロンちゃんのほうも、百田のことを思っているのに、百田はなかなか信じられない。だから必死。本当に死ぬ思いをします。

百田からみたら、ロンちゃんは最上の人。
でも世間一般から見たら、確かに刑事としては仕事ができるかもしれないけど、
人付き合いの下手な人。
ロンちゃんは自分でもそれをわかっていて、百田のように自分を好きと言ってくれる人は
もう現れない、と思っています。だから、ロンちゃんにとっても百田は最上な人のわけで。

お互いが、「相手しかいない」と思い込んで相手のためにがんばる姿がいじらしかったです。
まじめな恋愛小説です。

木原さんのお話って、どの人も必死。
その必死さが不恰好だったり情けなかったりして、だからよけい切迫感がある。
BLっていわゆる格好いい人が多くって、顔がよかったり、仕事ができたりして、
人に話せない過去があったとしても、心中とかある意味お話になる過去なんだけど、
木原さんのに出てくる人の過去は子供に性的ないたずらをしちゃうヤツとか、百田みたいに
前科三犯とか、ほんとにどうしようもない。

(本気で)こんなやつ絶対に好きになってもらえない、という人が、最愛の人と出会って
変わって、深い絆を結んでいくさまが、たまりません。
「こんなやつ」をどこまで落とすか、のレベルが、木原さんはほかの作家さんから
ぶち抜けていて、だからこそそこからの浮上がより強烈に感じられるのかもしれません。

で、私はそのワールドにどっぷりはまってしまった、と。

私の本棚の下段は、木原コーナーになっていて、取り出しやすくなっています。
最近それで過去のお話を全部読み返していました。
で、最初に読んだときと感じ方が変わって、前はちょっとなんでこんなタイトルなのかな、
と思った『甘い生活』とか、「タイトルどおりとっても甘いお話じゃん!」なんて再発見してました。




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プロフィール

ふうう

  • Author:ふうう
  • アラフォー主腐。ときどきバイト。日本の右傾化を憂いつつ、ゲイなものにうつつを抜かす日々。2年ほど前からM/M洋書にはまってます。つい最近、ノルウェーのドラマSkamにはまりました。EVAK大好き♡誰かとSkamについて語りたい!


    好きな人々
    コミック:ウノハナ、日高ショーコ、秀良子、依田沙江美、今市子、萩尾望都
    小説:木原音瀬、凪良ゆう、樋口美沙緒、高村薫
    ドラマ:ノルウェードラマSKAM の、Even×Isakのカップル
    M/M小説家:Alessandra Hazard、Sarina Bowen(m/m限定。この方は男女ものも書く)

    ☆痛い系、執着系のお話が好き☆


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[著]秀良子

さすが秀さんだけあって、すごくいい。物語は始まったばかり。





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