男同士の愛に目覚めて20余年。夫と娘にバレてます。1年前からM/M洋書にはまってます。コメントTB、大歓迎☆
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松浦理英子『奇貨』


男友達もなく女との恋も知らない変わり者の中年男・本田の心を捉えたのは、レズビアンの親友・七島の女同士の恋と友情。女たちの世界を観察することに無上の悦びを見出す本田だが、やがて欲望は奇怪にねじれ―。濃く熱い魂の脈動を求めてやまない者たちの呻吟を全編に響かせつつ、男と女、女と女の交歓を繊細に描いた友愛小説。『親指Pの修業時代』『犬身』で熱狂的な支持を得る著者5年ぶりの新作。著者26歳の時に書かれた単行本未収録作も併録。



ちょっと前まで、いちばん下の子が常に私に絡んできて、彼が家にいるときには
本が読めなかったのですが、最近、子どもたち同士で
何かしていることも多く、夜の時間帯にときどき本を読む時間がもてる
ようになりました。


娘には私が男同士のへんな本が好き、
というのはバレているのですが、
目の前で読むのはイヤ、というか、だれかが家にいるときに
BLを読んでも気分がもりあがらないので(みなが寝ている間ならOK)、
皆が起きている時間帯で本を読めるチャンスがあるときには、
見た目はふつうの本を読んでいます。


で、先日、家にみんながいるときに読んだ見た目が普通の本は、
BLマンガの秘境 vol.3 もっと自由に萌えろ!アニメ『Free!』にみる“チーム男子”の世界
の中で、“『窮鼠はチーズの夢を見る』の恭一は「半端ヘテロ」って呼ばれてて、
その「半端ヘテロ」っていうのは『奇貨』に出てきた言葉”、という感じで
紹介されてた本で、「半端ヘテロ」に興味を持って読んでみました。


おもしろかったです。

主人公の45歳、独身の本田は、10歳年下のレズビアンの女性と同居しています。
昔から女友達といるほうが気楽(ゲイではない)だったのだけど、
女友達たちは、本田を女友達とまったく同じに扱ってはくれない、
やはり一線を引かれる、ということを少しさびしく感じてきました。


ここからネタバレしますと、同居相手の女性に
自分以上の友達ができたあたりで、本田が冷静ではなくなっていきます。
自分に前のように、全部話してくれなくなったことに嫉妬して、
そして、相手の部屋に盗聴器をしかけてしまうのです。


結局それはバレてしまうのですが、
(そして目に見えてすごい喧嘩とかをするわけではないので
争いごとが苦手な人でも大丈夫かと)
本田が途中で気づく、「同性の友達がほしい!」という自分の気持ちの
あたりは、なんだかすごく彼の孤独を見て…、
その悲しさ、寂しさみたいのが、刺さりました。


調子のいいときには、私にも友達がいる、と思えるんだけど、
気分が落ち込みだすと、私には友達がいない…、
と落ちていくのが常なので…。
でも多かれ少なかれ、これはきっと誰もが抱える
孤独感かなー、と思ったのだけど、どうでしょうか。


で、「半端ヘテロ」という言葉については、
同居相手の子が、自分にちょっかいばっかりかけてきて、
なのに一度寝たあとに避けられるようになり、メールを出して気持ちを伝えても
全然関係ない内容の返事が来て、すごく怒りを感じていて、その相手の事を
「半端ヘテロ」と形容してました。
あんまり特にその部分は印象に残らなかったです。


印象に残ったのは、BLの説明をするくだり。
同居相手の子が、本田の性癖を解析する際に、ボーイズ・ラブを
使って説明するのだけど、


受け身の方はされることに対して感じるんだから、ごく普通で
わかりやすいじゃないですか。でも能動的な側って
自分は刺戟されている側じゃないのに、精神的な喜び以外に
どこにどう喜びを感じるんだろうって不思議だったんですよ。

ボーイズ・ラブを読んでみて初めて、自分のすることによって
相手がいい反応を返すのが面白くて、それ自体がエロティックな
喜びになるんだってことがわかりました。
わかったって言っても、うっすらと見当がついただけで
<攻め>の喜びを自分の喜びにすることはできませんけど。




と言ってました。
そういえば、考えたこともなかったけど、
そういうこと、なのかしら…!



お話がもう1本入っていて、そっちは百合の香りのするお話でした。
高校生の同級生同士。
相手の子も主人公に好意を持っているっぽい感じのまま終わるので、
痛み、みたいのは感じずにすみます。
BLはファンタジーで、最後は幸せになることがわかってるから
痛くてもいいけど、BLじゃないジャンルって、えてして同性同士のは
悲しい結末が多い気がするんだけど、これはそうじゃなくてよかった。


途中、ひどい事件はあるにせよ、
『奇貨』より読後感はいいかも…。
未来があるから。
女の子同士の関係が好きな方にはおすすめです。
(ただよわせる程度ですけども)





2014/02/02 11:05 BL要素あり 一般文芸 TB(0) CM(0)


山田詠美『ジェントルマン』


眉目秀麗、文武両道、才覚溢れるジェントルマン。その正体―紛うことなき、犯罪者。誰もが羨む美貌と優しさを兼ね備えた青年・漱太郎。その姿をどこか冷ややかに見つめていた同級生の夢生だったが、ある嵐の日、漱太郎の美しくも残酷な本性を目撃してしまう。それは、紳士の姿に隠された、恐ろしき犯罪者の貌だった―。その背徳にすっかり魅せられてしまった夢生は、以来、漱太郎が犯す秘められた罪を知るただひとりの存在として、彼を愛し守り抜くと誓うのだが…。比類なき愛と哀しみに彩られた、驚愕のピカレスク長篇小説。



うーん、これ、高校時代にホモ臭を探して読んだ
耽美小説のにおいがしました。
ウリ専をしていたり、
愛が報われず、最後は悲劇っていう。


ネタバレしますので、続きはスクロールしてくださいませ。

























夢生はかつてウリ専をしていたのだけど、今はやめて、
高校時代からの親友のケイコのお店でバーテンをしています。


夢生は、高校の同級生・漱太郎のことが好きでたまらないのだけど、
でもそれは報われない思いで、
漱太郎はなめさせてはくれても、キスはさせてくれないのです。


でも漱太郎がいつでもきてくつろげるように合鍵を渡して、
漱太郎は夢生に犯した女たちの話をします。


漱太郎は、かわいがっていた妹が、ウリ専のシゲと恋に
落ち、関係を結んだことを知り、シゲを犯して殺してしまいます。


夢生は殺人の様子を人づてに聞いただけだったけど、
その殺し方から、漱太郎がシゲに欲情したことを知り、
やり場のない気持ちになり、最後は寝ている漱太郎のモノを切り取り…。


最初のシーンと最後のシーンがつながります。



すみません、私、このお話、ダメ。
こういう愛憎がドロドロみたいなの、嫌いなんです。
BLのドロドロと、ゲイのドロドロってなんだかちがって、
ゲイ小説ではどうにもやり場のないもって行き方をされる。


未来がない。
読んでいて思い出したのは、『蝶のかたみ』
タイトルも忘れてたんだけど、「蝶 ゲイ 小説 先生と生徒 別れ」
で検索したら一番に出てきました。


この表題作はまったく覚えてないけど、たぶん好きじゃなかった。
私が覚えていて検索KWに入れたのは、
この本に収録されていた『バスタオル』という話です。


これは最後は別れるんだけど、二人の関係は嫌いじゃなかった。
こころを通わせた相手と体の関係になれるからかしら、と
今書いていて思いました。


でもほかの本ってたいていは思った相手からは想われず、
ウリ専をして空虚な体を埋めるとかそういうステレオタイプな
話ばっかりです。栗本薫のとかもウリ専のとかもそういう感じの話だった気が。


ちなみに、『ジェントルマン』の中に、『潮騒の少年』
というお話も出てきます。
これも好きじゃなかった。
好きな相手と体の関係を結ぶけど、相手は奔放で自分だけを
相手にしてくれるわけでなくて、結局報われない想いで別れる、という。
なんかこれもゲイはいかにも相手をとっかえひっかえしていると
いわんばかりのステレオタイプなお話で。
(著者がゲイだから、そういうものなのかもだけど)


やはり、私はファンタジーがいいんだわ…。
今更報われない想いのドロドロものを読みたくはないのかも。
というわけで、昔読んだわねという印象の本でした。



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2012/02/02 10:39 BL要素あり 一般文芸 TB(0) CM(2)
乙女なげやり』三浦しをん

ひとはいつまで乙女を自称しても許されるものなのか。そんな疑問を胸に抱きつつも、「なげやり」にふさわしいのは、やっぱり乙女。熱愛する漫画の世界に耽溺し、ツボをはずさぬ映画を観ては、気の合う友と妄想世界を語り合う。気の合わない母との確執も弟とのバトルも、日常の愉楽。どんな悩みも爽快に忘れられる「人生相談」も収録して、威勢よく脱力できる、痛快ヘタレ日常エッセイ。

何度笑わせていただいたことか。
この人のエッセイっておもしろい。

いちばん興味を引いたのはここ。
弟とその友達が毎晩のように深夜のドライブに行くので二人の仲をかんぐっている姉(しをんさん)。

センター試験前日にも、ジロウ君は弟の携帯に電話をかけてきたらしい。
「みっくん!(と、弟は友達からよばれている)俺、緊張しちゃって駄目だよ!」
「ばっか、おまえもう三度目なんだから慣れたもんだろ?大丈夫だって」
…いちゃこくな。


ちょうど本屋でちょっと本を手にとって開いたらこのページ。
何々、何この会話!
え?
と興味津々になって買ってしまいました。
まあ、もちろん実際は深い仲ではないんでしょうけど、こういうふつうの世界にあるちょっとアヤシイ関係って、気になりますよねー。
グフグフ読んじゃいました。

にしても、姉にあやしまれ、それを読者にグフグフされては弟にとってはいい迷惑でしょう。
ですが、これからもいいネタを提供してくれるとうれしいものです。
2008/09/27 13:26 BL要素あり 一般文芸 TB(0) CM(0)
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プロフィール

ふうう

  • Author:ふうう
  • アラフォー主腐。ときどきバイト。日本の右傾化と、やつらの出現(だんだん暖かくなってきたから…)を恐れる日々。
    1年ほど前からM/M洋書を読み始め、今はKindle本とAudibleを併用して楽しんでいます。英語の勉強におすすめです。



    好きな人々
    コミック:日高ショーコ、秀良子、緒川千世、依田沙江美、今市子、萩尾望都、紺野キタ
    小説:木原音瀬、凪良ゆう、佐田三季、高村薫


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    ☆凪良さんは、白なぎさんより黒なぎさんのほうが好き。でも必ず作家買い☆
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[著]秀良子

さすが秀さんだけあって、すごくいい。物語は始まったばかり。





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